【開催報告】~じぶんとたいせつなかぞくへ~ まちスポ保健室
2023年9月9日(土)、ブランチ大津京では恒例の手作りマルシェとともに、大津市民病院が主催する「健康フェスタ」が開催されました。
私たちNPO法人まちづくりスポット大津は市民活動支援に取り組む法人として「つながり」を大切に、自分と大切な家族のためにも乳がん・産後ケア・子どもの健康(側弯症:小児期にみられる脊柱変形)の正しい知識を知ってもらい、家族でのセルフチャックの大切さを伝える活動をしている個人・団体に協力いただき、地域の方やブランチに来場された方へ向けて、展示・ワークショップ・ミニセミナーで健康の情報発信を行う「まちスポ保健室」を開催しました。
【協力団体/活動】
☆bc-life ピンクリボンセルフチェックキャラバン
自身の乳がん経験から、乳がんは他人事ではない病気であること、そして女性だけではなく男性にも罹る病であること、家族でセルフチェックをすることで早期発見に繋げてほしいと活動。
もし、乳がんになったとしても元気に日常生活を取り戻している人がたくさんいることを知ってもらい、大切な人の為にも「命を大切に」「自分らしく生きる」ことを伝えたい。
☆Birth For the Future@しが
これからの産後ケアや、滋賀県をより安心してお産・子育てができる地域にしていくため、女性と専門家(主婦・助産師・看護師・理学療法士)による経験した当事者目線からの共同活動。
#女性が望む継続ケア “私”を理解してくれる助産師さんと会える地域
#選べるお産SHIGA 主体的な選択ができる・尊重される滋賀県に
#安心できる出産育児 人として尊重され心身共ともに大切にする社会を目指し活動
☆からだいちから
大学院にて側弯や姿勢について研究、理学療法士となり軽度側弯症の方の検査漏れを減らしたいと活動。
さらに、自身の産後のメンタルや身体の不調、子どもの夜泣き・アレルギー・便秘等子育ての悩みから分子栄養学での食べ物の大切さを学び、同じように悩むお母さんを助けたいと活動中。
☆京都タオルの帽子の会(展示のみ)
がん治療の過程で脱毛の時期を迎えた患者さんに病院・がんサロンを通じてタオル帽子を無料でプレゼントする活動。ひとりでも多くの患者さんの治療生活が快適になるお手伝いができればと願い活動。
「まちスポ保健室」には協力者を含め95名の来場がありました。
参加いただいた団体は県内各地を拠点とする、活動を始めて3年未満の団体ばかりで、大津での啓発活動に工夫をされていました。公園側入口ではイベント内容がわかるようにディスプレイされ、気楽に中に入ってもらえるように10円バザーを開催。室内では子ども向けのワークショップを用意し、子どもが制作に集中している間に乳がんのモデムを使い、見て触って感じる乳房のセルフチェック体験、相談ブースを設置されていました。展示を見た来場された方は普段聞けないことを質問できたので良かったとのお声をいただきました。
イベント参加の呼びかけでは、活動を始められた団体や昨年の“彩りはぐくむ”助成金採択者へ声をかけ、他ではつながることがない活動団体と意見を交わすことで、今まで見えなかった部分に気づきをもってもらえるように交流会を取り入れました。
参加団体からは「初めての展示で必要な資料を集めるために、他の団体に声をかけることができ、つながりを持つことができた」「開催地が変わることで家族層も変わり、ワークショップ内容も変える必要性を感じた」「他団体の展示からの学びがあり活動の目的が明確となり組織強化につながった」「活動団体の交流会はなかなかないので今後もお願いしたい」とのお声をいただきました。
今後も、活動団体の想いを地域につなげる「つながり」を大切にした取り組みを続けていきたいと思いました。
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