まちスポぼうさいDAY~子連れの自宅避難72時間~ 報告レポート
2021年度 インターン生の大津さんによる事業参加レポートです。
3月5日(土)に開催した「まちスポぼうさいDAY~子連れの自宅避難72時間」に参加し、レポートしてもらいました!
🎤 インターン生の大津です。
今回はまちスポ初の防災企画、「まちスポぼうさいDAY~子連れの自宅避難72時間~」の報告をレポートします!
開催に至った経緯や目的・ねらい
東日本大震災から11年が経ち、防災意識が高まる3月に、まちづくりスポット大津でも地域の防災意識向上や、防災活動の充実に寄与することを目的に、初の防災企画を実施しました。まちスポ大津利用者層の中心である子育て世代を対象に、楽しくハードル低く防災について学ぶ講座を実施し、参加者とともに改めて日頃からの心がけについて学ぶ時間となりました。
概要
日時:2022年3月5日(土)10:00~12:00
場所:まちづくりスポット大津シェアスペ–ス
講師: 押栗 泰代さん(認定特定非営利活動法人マイママ・セラピー理事長・防災士・保健師)
参加者: 大人3人、子ども5人、関係者6人
主催:NPO法人まちづくりスポット大津
当日の様子
まず、講師の押栗泰代さんからベビー防災講座として、子育て中に必要なもの・ことを平時からどのように備え、もしも災害時になくなった時にどのように対応や代替したらよいかお話を伺いました。例えばおむつや下着はペット用シートで代用できるなど、あると色々な用途で使えるものについてもご紹介いただきました。
次に色々な防災食、防災グッズを参加者のみなさんに試していただきました。防災グッズとしてよくみる「新聞紙スリッパ」を実際に作り、試しに履いてみたところ、特に小さいお子さんはツルツルと滑って歩きにくそうでした。また、会場内を歩き回るだけで先が破れたりするなど強度のなさを体験することができ、どのように工夫すると強度が増すかも一緒に考えました。
また、一般的な備蓄食としてあるアルファ米を熱湯で戻したものと水で戻したものの食べ比べをしました。水戻しは熱湯戻しの4倍もの時間がかかりました。
そして、東京都が公開している備蓄量計算サイトで災害時に自分と家族には何がどれだけ必要になるのかを調べてみました。私も実際に「東京備蓄ナビ」で家族に必要な物資量を計算したところ、想像よりもはるかに色んなものが必要で驚きました。
最後に押栗さんから我が家の防災手帳の作り方をレクチャーしていただきました。
参加者の声
お子さんが考えていた避難先とお母さんが考えていた避難先が違っており、今回きちんと避難先をすりあわせておくことができて良かったというお声がありました。ご家族の中で災害時にどこへ避難するのかきちんと話し合っておくと、災害時に落ち着いて行動できると思いました。
また、女の子たちが避難先で性被害に遭わないようにするためにブラトップやナプキンを用意しておく必要があるというご意見もありました。
感想
災害時伝言ダイヤルについて知らなかったのでとても勉強になりました。実際に体験利用できる日があるそうなので今度家族と実際に試してみようと思います。
押栗さんが月に一回、ご家庭で防災デーを作るといいとおっしゃっていました。家族で避難場所の再確認をしたり、缶詰や火を使わない料理で過ごしたりすることで子どもも親も防災への意識が高まるのでとても良い取り組みだと思いました。多くのご家庭でぜひ取り入れてほしいです。
災害はいつ、どこで起こるか分からないので、前もって災害対策をしておくことはとても大切だと思います。特に小さい子どもがいる家庭などは必需品も変わってくると思います。子育て世代や多様な利用者が集うまちスポで、今回のような参加者それぞれが防災について話し合い、共有し、みんなで防災意識を高めていけるような取り組みがあれば、地域の方も参加しやすいと思いました。
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