11月29日（日）、一周年記念事業2日目として、講演会を開催しました。

（１）イベント名
まちづくりスポット大津一周年記念講演

（２）開催に至った経緯や目的・ねらい
まちづくりスポット大津（まちスポ大津）がオープンしてちょうど1年が経ち、この間はまず多くの人にまちスポ大津の存在を知ってもらうために、子ども向けワークショップやＮＰＯ、起業者対象の講座を開催してきた。
そこで一周年記念講演では、あらためて中間支援組織であるまちスポ大津ができることをメッセージとして伝える意味も含めて、市民が楽しくボランティアや市民活動に参画する秘訣や市民活動団体スタッフが疲弊することなく元気に団体運営をしていくためのヒントについてお話を聞く機会を設けられたらと思い、講演会を企画した。

（３）概要
日時：２０２０２０年１１月２９日（日）　１３:３０～１５:００
場所：まちづくりスポット大津
講師：早瀬昇氏（社会福祉法人 大阪ボランティア協会　理事長）
参加者：２３名
主催：まちづくりスポット大津

（４）当日の様子
当日はNPO・市民活動団体のスタッフや中間支援組織のスタッフ、行政職員や学生等の参加があった。講師の早瀬さんからは、PTAの大改革やコロナ禍でも多彩な市民活動の例をもとに、「参加の力」が生み出すパワーについてお話いただいた。また、市民活動のやる気はどこから生まれ、どのように維持されるのか、内発的な意欲が高まる“鍵”についてお話いただき、楽しく活動を続けるヒントについて学びと刺激を得る機会となった。

（５）参加者の声（一部抜粋）
・幅広く仲間を得るために、リーダーがやるべきこと、又はその姿勢についての話が印象に残った。「ボランティア＝まじめ、大変」のイメージを持つ人が多く、共感を得がたい時もあるが、そういう人の考え方を受け入れることが人を巻き込むために大切であると学ぶことができた。
・“市民活動の自由のスタイル”の部分に特に感銘を受けました。”開くと公共的になる”の言葉で少し考え方を変えるだけでボランティアの第１歩を踏み出せるのだと思えました。
・何とかしないといけないと考えていたことは結構”当たり前”のことだとわかって気が楽になりました。好きだから続ける、やりたいから、やらずにいられないからの気持ちを自他共に優先、尊重してゆくことが大切だと勇気づけられました。
・自分の中の大切にしていることが講座の中にあり、これからも大切に活動を続けようと思いました。

（６）運営スタッフから一言メッセージ
ボランティアや市民活動の持つ無限の可能性について、身近にある例を交えてお話いただき、すでに活動をされている方にとっては、普段の活動を振り返る機会となり、これから活動をはじめようと思っている方にとっては一歩を踏み出すやる気につながったのではないかと思う。
ボランティアや市民活動において“参加の力”が発揮される場面について、身近にある例を交えてお話いただき、まちスポ大津スタッフにとっても、今後アクションを起こしたい市民を応援するためのヒントを得る機会となりました。