【開催報告】とっておきのコーヒー講座～スタートアップ＠HASHTAG！

11月29日、商業施設「ブランチ大津京」のオープンとともに「まちづくりスポット大津」も誕生しました。
オープニングイベントとして行った“スタートアップ＠HASHTAG!!”。2日目の11月30日（土）には「とっておきのコーヒー講座―“春風珈琲”の明日から使えるおいしいコーヒー淹れ方とフェアトレードコーヒー講座」を行いました。
京都で出張コーヒー屋さんをされている「春風珈琲」の日下部さんからは、奥深～いコーヒーの話を聞かせていただくことができました。

日　時：2019年11月30日（土）①13:00～14:30／②15:30～17:00
場　所：ハッシュタグ大津京シェアスペース
講　師：日下部伸行さん（春風珈琲）
参加者：14名（内訳：一般14名）
主　催：認定特定非営利活動法人しがNPOセンターまちづくりスポット大津

まちづくりスポット大津ならではのコーヒー講座？？！

今回講師をお願いした日下部さんは、京都のイベントなどを中心に活躍されている出張コーヒー屋さんです。こだわりは、エクアドル産のフェアトレードコーヒーを扱うこと。「とっておきのコーヒー講座」は、ただのコーヒー淹れ方教室ではありません！日下部さんからの、コーヒー原産国の実情講座を交えて「持続可能なお買い物とは…？」というコーヒーから広がる環境問題・社会問題について知ることができる内容でした。

多様な参加者が集う会場で、日下部さんからのフェアトレードコーヒーのお話を伺いました。
実際に使用されているコーヒーの産地、エクアドルを訪ねられた話を交えながら…「これがコーヒーの樹で、こんな風に実がついているんです」熱帯の森の中、周囲の木々に埋もれるようにあるコーヒーの樹の写真は珍しく、コーヒーマニアの参加者もおられましたが、興味深そうに聞いておられました。

フェアトレードの商品を選んでいくことで、生産者と消費者の「フェア」＝持続可能・共生できる関係が作れる。それだけではなく、地球環境の保全に対しても、またその環境で将来暮らしていく未来の世代に対しても「フェア」な社会ができる。
フェアトレードコーヒーをそのように説明して、日ごろのお買い物からもそういった配慮がしていけるはず、と提案してくださいました。

魅惑的なコーヒーの香りが立ち込めました！

お勉強した後は、コーヒーの淹れ方講座を行ってもらいました。まずは先生日下部さんの実践。手順を紹介しながら、手際よくハンドドリップをしていかれます。
参加された方の中には、自宅で少量ずつ自家焙煎をして飲んでいます！という筋金入りのコーヒー好きの方がおられたり、日ごろよく飲むという程度の愛飲者がおられたり、関心の度合いはいろいろでした。皆さん、日下部さんの淹れ方を見て、いろんな疑問がムクムクと…。ドリッパーの形で味の違いが出るの？どのぐらいゆっくり抽出したらよい？フィルターの素材は…？？

一気にコーヒーの良い香りが室内に立ち込め、実際に味わうとそのおいしさにびっくり！
フェアトレード講座の間の顔つきとはガラリと違う、リラックスした表情があふれました。

やってみるのは大違い、自分で淹れたコーヒーの味は？

日下部さんのコーヒーを味わった後、2名1組に分かれて自分たちでも実践してみました。先ほど見せてもらった日下部さんの流れるような動きを思い出しても、なかなかそのようにはできません。
難しいのは、抽出のスピード。どのぐらいじっくりとやっていったらいいのか？悩みながらの実践になったようです。

さて、自分で淹れてみたお味は？？

皆さん口をそろえて、先生の味とは違うわ！とのこと。
抽出の具合もですが、香りの立ち方が全く違ったようでした。お子様とご一緒に飛び入り参加してくださった方もありました。お子様はコーヒーは苦いので、と口にされませんでしたが、香りを嗅いで「ぜんぜん違う！」と一言。飲まずにもわかってしまう違い。実践を経て、新鮮な驚きとともにコーヒーの奥深さを感じてもらえたようでした。

集中しながらの実践と、実際にコーヒーを口に含んで香りと味を体感するリラックスタイム。何より、室内は充満したコーヒーの香りで心地よく、頭で、体で、コーヒーの魅力を感じられたひと時になりました。

ご参加の皆様、講師をお願いした　春風珈琲日下部さん、ありがとうございました！