開催趣旨

今年度の活動として、気軽なテーマ型交流機会「つなぐサロン」を行っています。
1月7日（火）、各地で地域自治組織取り組みへの相談・支援役として関わる中間支援組織からの話題提供を受け、支援方法や体制、各地の活動、共通する課題について意見を交わす機会として「まち協・地協・地域自治組織支援に関する事例・情報交換会」を開催しました。

地域自治組織支援に取り組む県内4つ地域の中間支援から話題提供をいただき、それぞれの工夫や取り組みについて聞き合いました。

開催概要

日　時：2025年1月7日（火）14:00-16:00
テーマ：「まち協・地協・地域自治組織支援に関する事例・情報交換会」
話題提供：
公益財団法人草津市コミュニティ事業団、認定NPO法人まちづくりネット東近江、NPO法人コミュニティねっとわーく高島、ながはま市民協働センター
会　場：まちづくりスポット大津シェアスペース
参加者：18名

当日の様子

地域自治組織支援に取り組む中間支援組織　4団体から話題提供をいただき、各地の状況について知りました。
中間支援組織は市民活動団体の活動支援を主目的として設立されていますが、近年では地域自治の取り組みが深化するとともに「まちづくり協議会」などの枠組みで行われる市民の活動、地域自治組織の活動にも支援を行い、地域づくり・まちづくりの支援者としても多くの取り組みを展開しています。

まずは話題提供をお願いした4団体が関わる各市における現状を把握すべく、地域自治組織設立の状況や地域特性等についてお話いただきました。
いずれの地域でも、組織運営のサポートや、地域づくり計画/まちづくり計画策定の支援などを行われていること、地域での事業や企画実施の支援などに関わられていた他、地域内での情報交換会や研修会を実施されている地域もありました。

その後は自由に意見交換を行いました。地域自治組織と自治会連合会の違いや役割の整理などについては、自治体施策による位置づけ方にも地域差があり、それが生む各側面についても意見交換し、認識の再確認にもつながったようです。また市民活動団体の相談にも多く応じる中間支援組織として、相談内容や状況の差について意見を交わしました。スタッフの雇用がある地域自治組織も多く、労務や人間関係など多岐にわたる相談に対応していることがわかりました。
自治体の担当者も参加され、様々な事例にも触れていただけました。

最後に、仲野優子さん（認定NPO法人しがNPOセンター専務理事）よりコメントをいただきました。地域自治組織支援を行う複数の中間支援組織が情報共有を行えた事例として、全国でも稀有なことでは、と前置きし、地域自治組織支援において必要な要素を ①しくみ　②しかけ（る）　③じち/しごと　の3要素に整理、よりよい運営に必要な整備について総括して伝えていただきました。