【報告】つなぐサロン「ママからはじまったマンション防災」

開催趣旨

今年度の活動として、まちスポ大津入口横のフリースペースを活用した、気軽なテーマ型交流機会「つなぐサロン」を行っています。
9月21日（土）には防災、特に“マンション”での防災をテーマにした「ママからはじまったマンション防災」を開催し、南草津で活動される江藤沙織さん（ “南草津マンション防災委員会”代表）をゲストに活動をお聞きしました。

ヒントがいっぱいのこの会には、近隣のまちづくり協議会の自主防災会の方や、マンション管理組合の方などもご参加いただき、自分の暮らす場所の防災にどう取り組むか、具体的な取り組みの情報交換が生まれる時間となりました。

開催概要

日　時：2024年9月21日（土）10:30-12:30
テーマ：「ママから始まったマンション防災」
ゲスト：江藤沙織さん
　（ママCommit／内閣府公認民間防災事例 “南草津マンション防災委員会”代表／滋賀県防災会議委員／4.6.8才男児の母）
会　場：まちづくりスポット大津コミュニティスペース
参加者：6名
参加費：500円

当日の様子

江藤さんからは、「今ココにある防災」と題して、ご自身の問題意識から、現在のママたちの自助ネットワーク「南草津マンション防災委員会」の取り組みができるまでを丁寧にお話いただきました。
南草津に転入後、東日本大震災が起き、その後の子育て生活の中で災害時の過ごし方への危機感を感じたことが江藤さんの活動の始まりだそうです。様々な試行錯誤があり、「物々交換」のグループLINEを立ち上げ、生まれたのがママたちの自助ネットワーク「南草津マンション防災委員会」の取り組みとのこと。物々交換を通じて“助けてほしいときに「助けて」とという練習”をし、日常から身近な地域で助け合えるママコミュニティを育んでおられます。

子育て世代目線で、ベビーカーを押しての避難訓練や、スマホを使わない防災クッキングなど、子どもがいる中で自分自身がどうやって取り組めるか、を考えられる防災を実践。災害になる前から考えておくこと、楽しく防災に取り組むことが大切、と活動の実践から生み出された具体的な視点をお伝えいただきました。

その後は、マンション住民の視点での防災の取り組みや、日頃のつながりづくりの工夫についてなど、参加者からも自分たちの実情を踏まえた話題がかわされ、よい情報交換の場となりました。