【開催報告】参加型アートイベント 毛糸ポンポンデコレーション2024
冬(11月~2月)恒例のヤーンボミング活動は3年目の開催となりました。
ヤーンボミングとは直訳すると糸爆弾!カラフルな編み物やかぎ針編みのモチーフを使ったストリートアートのことです。まちスポ大津では、コロナ禍(2022年)に“ブランチ大津京に来られた方に少しでも元気になってもらいたい!”とスタートしました。現在は参加型アートイベント「毛糸ポンポンデコレーション」として実施しています。木の葉が落ちたさみしい景色にカラフルな毛糸で編んだモチーフやポンポンを装飾することで、作った人のぬくもりを感じ、あたたかなほっとした空間になります。開催を重ねるごとに人の輪が拡がるヤーンボミングには不思議な力があると感じています。
前プレ装飾(11月13日~12月26日)今年初①
11月13日、滋賀短期大学付属高校生活デザインコース2年生33名が5グループに分かれ、ヤーンボミングについての趣旨と注意事項を聞いたのち、装飾テーマを決め材料購入から制作・装飾までを1日で行いました。
プレ装飾(12月19日~)
今年は夏場の酷暑が影響したのか、例年ならば葉がないまちスポ大津前の木(ヤマボウシ)には、葉っぱが残っていたり、花まで咲いてといつもとは違った風景になりました。「万歳!パペッティーノ」宮本さんが描いてくださった温かみあるイラストのブラックボードとパステルカラーで装飾した木の前では、恒例となった子どもの撮影だけではなく、ふらっと買い物や散歩に訪れた中高年の方や愛犬と一緒に撮影されている姿がありました。事務所から見えるあたたかな光景はスタッフの癒しの時間となっています。
装飾ワークショップ(2月3日)
この日は天候に恵まれ、多くの親子が遊ばれていました。中には手編みの鬼の角を付けた男の子と女の子が!そうこの日は節分です!「一緒にポンポンを飾りましょう」とスタッフが声掛けをすると15組ほどの親子が参加してくれました。お父さんに肩車をしてもらって高い場所へ装飾した子どもは満足げな顔をしていました。
オーナーツリー装飾(2月9日)今年初②
ようやく晴れ間となったこの日は近隣にあるアスク大津京保育園年長クラス22人と保育士、保護者の皆さんが来てくれました。今年度は1本の木を1つのグループで装飾してもらう「オーナーツリー」の取り組みを行いました。アスク大津京保育園がオーナーツリー参加芝生広場の真ん中の木の装飾をお願いしました。子どもたちは自分で作ったポンポンとまちスポ大津が用意したポンポンをたくさん装飾してくれました。後日、その木の前で親子で写真撮影する姿がありました。また、保育園でイベントチラシを見て「子どもと一緒に参加したい」と年少クラスの親子がワークショップに参加してくれました。
編み物ワークショップ開催(2月10日・17日)
ポンポンワークショップ・編み物カフェを開催。2月10日は88人、17日は63人と多くの方が参加されました。今年は、障害福祉サービ事業所れもん会社の木工やクッキーなどの販売、NPO法人BRAH=art.の生活介護事業所 atelier ikkai-sankai利用者の作品展示、孫に将棋を伝える会による将棋体験、昨年度のまちスポ大津助成金採択団体「万歳!パペッテイーノ」の歌の披露なども合わせて実施しました。子どもが遊べるスペースも作り、室内に入りやすい雰囲気で来られた方がゆっくり滞在できるなど工夫した結果、多くの方が装飾作りを通じて交流をしている姿を見ることができました。
17日の機会は情報誌『チェキポン』のウェブメディア「チェキポス」地域リポーターの取材がありレポートが掲載されました(https://chekipon.com/archives/69520)。なんとレポートランキングの1位になり、この配信を見て草津市より20代女性がSNSを見て!と毛糸をご寄付くださいました。他にも、ブランチ大津京の装飾を見て、と5名の方よりたくさんの毛糸のご寄付をいただきました。
☆チェキポス レポートについたコメントより☆
高齢の母は元編み物講師をしていたこともあり、足腰が弱り外出も思うようにできなくなってきた生活の中でも編み物は続けています。近くに編み物カフェがあれば母のような孤独な?高齢な人でも人とのつながりを持ちながら編み物を楽しんだり、編んだ小物なども使って貰えるなら日々の楽しみが違ってくるのではないか?と思いました。又、小さな子供さんから年齢も関係なく楽しめるこのような活動を広め続けて欲しいと願っております。
オーナーツリー参加団体様ご紹介 (QRコードにて掲載)
・NPO法人BRAH=art.
・この指とまれ
・アスク大津京保育園
・志賀☆はぴ
・ながらまちづくり協議会
・だいらっこ夢プロジェクト
・万歳!!パペッティーノ
ヤーンボミングは趣旨が解りやすく、誰もが参加でき、拡がりやすい活動であるためブランチ大津京内だけではなく滋賀県の各地でも始まり、広がりがみられます。
今年度の活動へ寄付またはご協力いただきました皆様の温かいご支援に感謝申し上げます。
これからも新たなつながりや連携を増やしあたたかみある拠点としてのまちづくりスポット大津としての活動を続けていきたいと思います。
次年度も引き続き事業を継続するために毛糸の寄付及び賛助会員費による寄付を募集しておりますのでどうぞよろしくお願いします☆-
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