【開催報告】NPO基礎講座②NPO史で振り返る滋賀の非営利セクターの役割
開催の背景
1998年に議員立法で提案された「NPO法」が施行されて、今年で25年です。
法案制定の背景や、社会課題解決に求められたNPOの活動をあらためて知り、NPOの役割と活動意義を振り返って学ぶ企画です。
開催概要
日時:2023年5月16日(火)14:00~16:00
タイトル:②NPO史で振り返る滋賀の非営利セクターの役割
場所:まちづくりスポット大津
講師:阿部 圭宏(特例認定NPO法人まちづくりスポット大津代表理事/認定NPO法人しがNPOセンター代表理事)
参加者:10名
参加費:300円
当日の様子
この講座は、NPO法人スタッフや各地でNPOや市民活動を支援する“中間支援”団体向けの講座でした。
当日は、各地の中間支援4団体、1自治体より担当職員、個人としてご関心がある方にお集まりいただきました。
講師の阿部からは資料として、滋賀県における市民活動の人脈系譜図をはじめ、2002年ごろから阿部が各媒体に寄稿や公開、また取材を受けて語った県下の市民活動の展開に関わる文献資料が多数配布されました。
滋賀県における市民活動の発展として、いくつかの象徴的な事例を紹介。例えば、環境系の活動には「せっけん運動」、福祉分野では「抱きしめてBIWAKO」の活動、そして1997年に設立された「淡海ネットワークセンター」などを取り上げて、背景となった動き、活動内容などが解説されました。各地の取り組みの他、活動資金源となった事業や制度、助成金なども併せて解説し、市民活動の組織基盤強化に関わる流れも紹介されました。
武村知事、稲葉知事、それぞれの県政運営下で実施された地域での活動の場の整備や、地域人材発掘、人材育成の取り組みが、滋賀における現在の非営利セクターにもつながっていることが内容から感じられました。
市民活動団体、NPO法人が自立し、政策提案の能力も発揮し、今後の多様な活動が花咲く市民社会を支える存在になれるか?!阿部の職務やNPO活動の流れを通して学び、考える機会となりました。
参加者の声
・ 歴史ある活動を紹介いただき、印象に残ったのと、自分の背筋が伸びる気がした。
・ 一般市民は活動自体知らない人も多い…という質問に対し、声を上げ続けるということが大切とおっしゃったことが印象に残りました。
・ 滋賀のNPO、市民活動についてリアルな目線で伺うことができたことがよかった(どんな人がどんなふうに活動していたのか、生の声)
次回は地域を支える自治組織について、基礎から現在進行中の事例も含めた講座です。
【6/28】③地域コミュニティと地域自治組織
🔰自治会、自治連、まち協、コミュニティを支える組織のそもそもから展開まで学びます
講師:仲野優子さん(認定NPO法人しがNPOセンター専務理事・NPO法人NPO政策研究所理事)
事例紹介:坂下靖子さん(NPO法人コミュニティねっとわーく高島・たかしま市民協働交流センター事務局長)
お申し込みはこちら👉 https://forms.gle/EFC4ECLhepxKDNbw6
ご案内は以下からご覧ください👇
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