【開催報告】NPO基礎講座①いまさら聞けないNPOのこと

開催の背景

1998年に議員立法で提案された「NPO法」が施行されて、今年で25年です。
法案制定の背景や、社会課題解決に求められたNPOの活動をあらためて知り、NPOの役割と活動意義を振り返って学ぶ企画です。

開催概要

日時： 2023年4月25日（火）14:00～16:00
タイトル：①いまさら聞けないNPOのこと
場所：まちづくりスポット大津
講師：阿部圭宏（特例認定NPO法人まちづくりスポット大津代表理事／認定NPO法人しがNPOセンター代表理事）
参加者：19名
参加費：300円

当日の様子

この講座は、NPO法人スタッフや各地でNPOや市民活動を支援する“中間支援”団体向けの講座でした。
当日は、各地の中間支援5団体、2自治体より担当職員、個人としてご関心がある方にお集まりいただきました。
いまさら聞けないのタイトル通り、「公共とは何か？」「日本において市民社会セクターがどうとらえられてきたか」「非営利組織とは？」など、「NPO法人」の活動の背景にある意味合いの定義からわかりやすく解説がありました。

また、市民団体が法人格を持てるように、と議員立法で「NPO法」が作られた経緯を紹介。2000年には草津でも超党派の議員連合によるフォーラムが行われたり、市民団体の側からも制度の議論を深める調査研究活動や政策提言があったということです。

お話の途中に紹介された以下のサイトに詳しい経過が掲載されていました。
https://npolaw-archive.jp/?page_id=21

設立に伴う事務作業などはサポートできても、非営利活動法人がどうしてこのような制度で活動しているか、根本を知る機会はなかなかありません。NPO活動への理解を深める機会となりました。